いい加減な記憶をたどる

人に伝えることで自分の中の記憶を整理します

テレビのおもしろさ

世代的なものか、いまだに昔観た(もしくは観たくても見られなかったもの)
主にテレビ番組を探してみることが単純に楽しいです。

ある意味好きなものは何度見ても。

特に今はちょっと検索すればBS,CS,DVDブルーレイは意外となかったりする 笑)

ビックリするほどコンテンツが充実していることに気づきます。

正直、新しいテレビ番組にはほとんど興味がわかず

(製作者はじめその手の好きな方ごめんなさい)
もっぱら1970年代から80年代のもの中心で漁るわけです。

私も、小さい頃は皆さんと同じように、基本、家には1台しかTVがなく
チャンネル権も自然と、じいちゃん、ばあちゃん、親父、兄弟等年功序列となり
特に大人が好んで見るものに必然的につき合わされて観たものが原体験です。

当然、こどもなので主体性なくダラダラ一緒にみるのがルーティンとなり、
いつしか学校から帰ってから既に映っているテレビの内容やテーマなどは、

ほとんどわからないものの、
大人と同等な感覚で自然にテレビを見ている姿がそこにはありました。

よくよく考えてみたら、当時の自宅のテレビは放送開始から
ほぼ放送終了までついていたことになりますね。
今はテレビショッピングも含めると24時間と言って良いほどエンドレスで

放送していますが、自分が小学生高学年や中学生だった頃は

特にNHK教育(今のEテレ)に君が代が流れ日本国旗が

はためいている映像を幾度となく眺め
通称:砂あらしのザザ~~ッって音が意外とデカくて

慌てて消した記憶が鮮明です。
(子供が夜までテレビを居間で一人で見ていても

強くとがめなかったうちの親に今さらながら感謝 苦笑)


それに、その頃うちの田舎で純粋に観られた放送局は、

NHK総合NHK教育、TBS系、フジテレビ系だけでした。
田舎過ぎた功罪として、障害物のない海岸線にあったこともあり
外観のアンテナの錆具合は加速していましたが、
他県の別キー局の日本テレビが若干映像は粗いものの

今振り返ると当時の貴重なものをリアルタイムで見られたことが

こういう変わり種を作ったのかなと思ったりします。
(他にも細かい話はありますが別の機会に)
TV朝日系東京12チャンネルの番組なども、

今思えばローカル局なので、単発で契約していたような

本来都市部で放送していた時間帯とは全く違う、土日などのそれはそれで

貴重な時間に容赦なく差し込まれていた都会とは明らかに異質な

タイムテーブルで観ていたことが、大学生となり上京後、他県の友人と話して

初めてわかり衝撃を受けました。

 

と、前置きが長くなりましたが、自然とすりこまれたとは言え、

その影響は大きくまさか自分が昔の親父と同じような年齢

(下手するとおじいちゃんに近い)

になってまで、こんなにいろいろな番組を探してまで見たくなるとは

自分のことながら驚きと焦りが入り混じります。

結果複雑な感情の中で観る中で、フッと

「そう言えばこの役者さん他のTVや映画でも見たことある顔だよなぁ」
と思うようになり、ありがたいことに今はこうしてネットを検索すると
同じような趣向の方々の情報に出会え、半分修行のように

次々と別な映像を探すことになります(苦笑)

とは言いながら誰に言われ強制されたわけではなく、

最終的には自分が好きで勝手にやっていることで
観る趣向も懐古的な視点だけでなく、いろいろと感じながら

知らず知らずに見ていることにようやく気づきはじめた訳です。

 

そんな豊富なコンテンツから気づいたことや自らの趣向などを踏まえ
忘備録がてら、少しでも整理してとどめておこうかと思っています。